【症例紹介:リンパ腫】

[2017年06月14日]

今回は、リンパ腫についてお話しします。

リンパ腫は悪性リンパ腫とイコールで、
血液系のがんです。

多中心型(表面のリンパ節が腫れるタイプ)、消化器型(消化管、つまり胃、腸がガン化するタイプ)、
皮膚型(皮膚にできるタイプ)、前縦郭型(胸の中にできるタイプ)
に分類されます。

またもう一つの分類ではリンパ腫の細胞診や外注検査などによりますが、
低分化型(=高悪性度)、高分化型(=低悪性度)に分類されます。

これらの分類により予後(どれくらい生きられるのか?どの抗がん剤が有効なのか?)が決まってきます。

一番オーソドックスなリンパ腫はワンちゃんでは、
多中心型低分化型リンパ腫、
ネコちゃんでは、
消化器型 低or高分化型リンパ腫、前縦郭型リンパ腫(高悪性度)
が多いです。

これらの印象により、
リンパ腫=すぐに死亡する というイメージが拭えない方も多いですが、
特に高分化型リンパ腫(低悪性度)ではうまく治療ができれば長く生きる事もできます。

リンパ腫には様々なタイプがありますが、
とにかくどのタイプなのかが最も重要なので、
そのタイプに応じて一番適切な治療を行ってあげれるとよいですね。

チェルシーアニマルクリニック
小池 博行