【症例紹介:不正咬合】

[2015年08月28日]

またまたアップし損ねていた症例です。

小型犬にかなり多いのが不正咬合です。
猫、大型犬はほぼみられません。
不正咬合とはその名の通り、『正しく咬み合っていない』状態を指します。

この症例は非常に状態がよかったので紹介します。

写真のように咬み合う際に下の永久歯の犬歯が上顎に当たってしまいます。
そこで全身麻酔をかけて下の乳歯犬歯を抜歯を行い、
その後抜いた乳歯のセメント質(歯の顎に埋まっている部分)を用いて、
永久犬歯の内側に埋め込んで、永久犬歯が上顎に当たらない位置まで外側に動かします。

言葉での説明がわかりにくくて非常にたどたどしいのですが、
写真の前、後を見てもらうと一目瞭然!
術後はきれいにかみ合っています。

この不正咬合の処置は成長期、だいたい6ヶ月前後までに実施することが非常に多いです。
逆にこの時期を逃すと歯は動きにくくなり、うまくいかないこともよくあります。

当院では歯を非常に重要視していて、不正咬合を治すために、
初回ワクチンでご来院してから、ワクチン終了した後も、歯の健診に来ていただいています。

同時にだいたいの方が全身麻酔と一緒に避妊・去勢手術を実施します。

最近の小型犬のかなり多くが不正咬合を起こしているように見受けられます。
若いうちにしっかり治してあげたいですね!

チェルシーアニマルクリニック
院長 小池 博行