【症例紹介:心室中隔欠損】

[2014年06月21日]

心臓病は年齢とともに発生するものが多いですが、
生まれつき心臓病の子もいます。

心臓は4つのお部屋から出来ていてポンプの役割をしています。
心臓の簡単な流れは
全身→右心房→右心室→肺→左心房→左心室→全身 という流れをしています。

今回の病気は心室中隔欠損。
先天性の病気です。

左心室と右心室の間に穴があいていることにより、
初めは 左心室→右心室に道ができています。

これがだんだん右側に負荷がかかってきて、圧力が高まります。
そうすると、 右心室→左心室 という風に逆に道ができてしまいます。

そうなると全身で使い終わった酸素を肺で交換したいのに、
肺を通らない血液がそのまままた全身に流れるので、
運動量がおちたり、チアノーゼ(舌の色が青くなる)を引き起こします。

日頃からワクチン、狂犬病、フィラリアなど予防の際にしっかりと聴診をしてもらい、
心臓にノイズがあったら、レントゲン、超音波検査、心電図検査などを組み合わせて、
早めに確定診断をしてあげて、少しでも楽に長く過ごしてあげれるようにしてあげましょう。

チェルシーアニマルクリニック
院長 小池 博行