2023.10.27
整形外科・神経科症例紹介
【椎体骨折】整形症例紹介
柴犬6ヶ月、交通事故で来院された症例です。
来院後すぐに血液検査やエコー検査レントゲン検査で全身の状態を確認しました。
内臓の損傷はなかったものの椎体部、大腿骨、脛骨の骨折が見られました。
ここまでの全身骨折はごく稀です……!
〈手術前レントゲン〉

椎体部の手術は骨折した部分を合わせ、プレートを入れて固定しました。
強度を上げるために2枚プレートを入れています。
椎体の骨の粉砕している部分も切除しました。
〈手術後レントゲン〉

かろうじて脊髄の大幅な損傷はありませんでしたが、術後は根気強くリハビリの必要があります。
まだ若く今後も長いのでオーナー様にもご協力いただき、リハビリを積極的に行っています。
他部分の骨折の症例もアップしていますので是非ご覧ください!