2015.07.10
整形外科・神経科症例紹介
【症例紹介:膝蓋骨脱臼】
ここ最近で連続したのでアップします。
前回も紹介した膝蓋骨内方脱臼が続きました。
トイプードルの1歳以下で、外れると完全に足を挙げてしまうという状態で来院されました。
手術成績は体の大きさとの関連はなく、大きくても小さくても手術はできます。
今回は滑車溝形成術についてピックアップします。
術前の写真では滑車溝が浅くなっていますが(土手が低い)、
術後の写真では滑車溝が深くなっています。
ここに膝蓋骨がはまりこむために、浅い滑車溝だと脱臼を起こしてしまいます。
そのため深くしてあげる必要があります。
今回の症例達はもう3ヶ月以上時間がたっており、みんな元気に歩いています。
チェルシーアニマルクリニック
院長 小池 博行