2014.04.16
整形外科・神経科
【症例紹介:膀胱結石】
今回の症例は約10歳のM・シュナウザーちゃんです。
おしっこがでないという事で来院されました。
実際は、おしっこはちょろちょろ出ているいわゆる膀胱炎症状でした。
検査を進めていくと・・・結石?
ただ、レントゲンでははっきりとはうつっていません。
膀胱結石にはレントゲンに写るタイプと、写らないタイプがあります。
今回は数日おきに角度を変えてレントゲンをとることと、超音波検査にて診断をつけることができました。
一般的にはレントゲンに写るタイプの結石は食事療法にて溶かすことが出来る
一方、写らないタイプの結石は食事療法でも溶かすことが出来ないタイプとされています。
無事、手術も終えることができましたが、膀胱結石はいわゆる『体質』のようなもので発生します。
今後もしっかりとした食事管理が必要になってきますが、食事もいまや無数にあります。
同じような症状があるワンちゃんネコちゃんの飼い主さんはぜひご相談ください。