症例紹介:甲状腺機能低下症

[2019年05月16日]

『甲状腺』という臓器をご存じでしょうか?

甲状腺とは首にある臓器で、甲状腺ホルモンを出す臓器です。

ヒトでは女性にたまにみられるバセドウ病と呼ばれる甲状腺機能亢進症、

またクレチン病と呼ばれる甲状腺機能低下症が有名です。

 

動物では犬では甲状腺機能低下症、猫では甲状腺機能亢進症が一般的にみられます。

 

甲状腺は簡単にいうと活力元気のもとになるホルモンで、

甲状腺機能低下症になると、なんだか眠たそう、元気ない、体温が低いなどがみられます。

他の症状では皮膚の元気もなくなるので、毛が生えない・・・などもあります。

 

今回は脱毛症例です。

 

中齢のワンちゃんがずっと昔から毛が薄いというかないということでご来院しました。

様々な検査を行った後、甲状腺機能低下症が疑われたので、ホルモン検査を実施し、確定しました。

 

とはいうもののすぐに薬を飲んでも生える事はないので、

時間の経過がありますが、写真は使用前と使用後約1年半の写真です。

まだ完全ではないですが、相当生えてくれました!

 

どこまで生えてくれるかはわかりませんが、引き続き生えていってほしいですね!

 

チェルシーアニマルクリニック

小池 博行