【症例紹介:尿管結石】

[2018年06月14日]

今回の症例は[尿管結石]。

尿管は腎臓と膀胱を続く非常に細い管です

腎臓―尿管―膀胱―尿道

動物で一般的なのは膀胱結石と尿道結石です。

意外と「尿管結石に昔なったんです~」と飼い主様から言われることが多いですが、

実際はほとんどが尿道結石です。

そんな尿管結石ですが、ワンちゃんよりネコちゃんの方が多く、

意外と若い猫ちゃんにもみられます。

症状は色々で、重篤になるとご飯も食べないし何十回も嘔吐するなど重い症状になりますが、

なんとなく元気がない、なんとなく食欲がない、どこかしら痛いといった場合もこの病気になっている可能性もあります。

 

ではどういう風に診断を下すのか。

まずは血液検査・レントゲン検査・超音波検査。

血液検査では腎臓の数値が上がっており(BUN クレアチニンなど)、超音波検査では腎臓の尿を受ける部分の腎盂、その先の尿管が拡張していたり、レントゲン検査では小さい結石がうつる事もあります。

但し、尿管結石は非常に小さく、2-3mmくらいであることも往々にしてあります。

そのため、レントゲンではみえないというケースも非常にあります。

 

ここで見える可能性が高いのがCT検査。

特におとなしい猫ちゃんであればケージ・キャリーにはいったままCT検査を行う事も可能です。

 

病気の早期診断を行える事でその後の事も大きく変わってきます。

医療レベルが上昇している昨今、早期発見・早期診断でより動物達の痛みを早くとってあげれるといいですね!

 

チェルシーアニマルクリニック

小池 博行