手術について

当動物病院では去勢・避妊手術から整形外科・腫瘍外科まで様々な外科手術を行っております。外科的な手術の際には全身麻酔を必要としますが、この全身麻酔をより安全なものにするため、術前検査(一般身体検査、血液検査、レントゲン検査など)を実施し、麻酔中は体温、心拍数、呼吸数をはじめ、最新の麻酔モニターを使って麻酔調節を行います。

避妊・去勢手術

全身麻酔をかけ、精巣、卵巣・子宮を取り除く手術です。手術を行うことで様々な病気を防いだり、ストレスの軽減になります。
なお、メスの場合はヒート(発情)をむかえると出血が多くなる傾向がありますので、ヒートが終わりしばらくたってからの手術をおすすめしています。また、去勢・避妊手術後は太りやすくなる傾向がありますので、食事管理が必要になってきます。どのような食事が適切なのかおすすめなのかなどはスタッフにお問い合わせください。

【去勢手術】(♂)
◎早期に手術を行うことによりスプレー行動(猫)やマーキング行動(犬)を抑えることができます。
◎ホルモンの影響により引き起こす病気予防になります。
(精巣の病気、前立腺の病気、会陰〔えいん〕ヘルニア、肛門周囲腺疾患など)
◎性格が穏やかになることで、攻撃性の低下やケンカが少なくなり、ストレスを軽減することができます。
【避妊手術】(♀)
◎望まない妊娠を防ぐことができます。
◎子宮・卵巣の病気予防になります。(卵巣腫瘍、子宮蓄膿症、子宮内膜炎など)
◎早期に手術を行うことにより、おっぱいの腫瘍(乳腺腫瘍)の発生を抑えることができます。
(ワンちゃんの乳腺腫瘍は50%悪性、ネコちゃんの乳腺腫瘍は80%悪性といわれています)
◎発情に伴うストレスを軽減できます。
(ワンちゃんでは発情出血をなくし、ネコちゃんでは発情時の鳴き声を減らします。)

埋没縫合法

当院では吸収糸(溶ける糸)による皮内埋没縫合をオプションで選択できます。
エリザベスカラーの装着が必要なく、傷口も目立ちません。

料金表

猫去勢手術(♂) 14,000円〜
猫避妊手術(♀) 20,000円〜
犬去勢手術(♂) 19,000円~
犬避妊手術(♀) 24,000円~

※不妊手術は術前検査費用を含みます。また避妊手術は1泊入院費を含みます。
   わんちゃんの去勢手術、避妊手術は体重により異なります。

整形外科(骨折・脱臼、椎間板ヘルニアなど)

整形外科では骨、筋肉、靱帯、神経など運動器官の病気・外傷の治療を行います。
以下の場合は当院にご相談ください。

・歩き方がぎこちない、ふらふらする(特に散歩中にまたは散歩から帰ってきてから)
・落としてしまった、急に歩けなくなった
・ジャンプしなくなった、階段をのぼれなくなった

【処置例1:骨折】
動物の骨は人間と比べて細く、ちょっとした事で骨折を起こします。その原因は椅子やソファーからの落下、交通事故など様々です。単純な骨折では人間と同じようにギブス固定が行われることがありますが、この方法は不完全骨折(ヒビ)で絶対安静が可能である場合に限られます。多くの場合は、動物が安静に保つことが難しいため、骨が変形して固まったり、一生涯くっつかない場合もあります。
 特に近年では小型犬の橈尺骨折(前足の骨折)が多く、より強力な内固定(スクリューやプレート、ピンなど)が必要となります。当院では、年齢や骨折部位、骨折の種類に応じて、最適な治療方法をご提案いたします。


【処置例2:椎間板ヘルニア】
 脊椎の骨(せぼね)の間にある椎間板が骨の間からずれ出て、脊髄(せきずい)神経を圧迫する病気です。椎間板ヘルニアは急に起こることが多く、特に中高齢のミニチュア・ダックスフンド、シーズー、トイ・プードルなど小型犬におこりやすいです。発症したらふらついたり、進行するとたてなくなったりしますが、重症度により内科治療(薬剤療法)か外科治療(手術)のどちらを行うかが決まりますのでご相談ください。

がん・腫瘍外科

近年、獣医療の発展により動物の寿命も長寿化しており、ヒトと同じようにがんでの死亡率が上昇しています。がんの治療も人間と同じで、早期治療・早期発見が効果的です。健康診断と同じくらい重要なのは、オーナー様がまめに身体を触ってしこりがないかチェックしてあげる事です。ワンちゃんネコちゃんに万が一しこりができた際はご相談ください。そのしこりが本当に腫瘍であるのか、手術の必要性があるのか、また万が一手術が必要になった場合はオーナー様ご家族全員が納得できる治療をご提案いたします。